#1_相手を思いやれない人は仕事ができない

「仕事をするときは具体的な相手をイメージしろ」

多くのビジネス本にも書かれているこの言葉は本当に重要なのでしょうか?

さきに結論をお話しておくと、まじで重要です。

重要すぎてむしろこれができてれば仕事の準備は5割くらい終わってしまうんじゃないかっていうくらい重要です。

でも残念なことにできていない人があまりにも多いんです。

残念な営業マンの話

私の会社ではプロジェクトごとに営業担当がつきます。

自社の営業担当がクライアント先の営業担当と話をつけ、プロジェクトに入る期間や金額などを決めて契約を結びます。

※私が以前所属していたファームでは営業職がいなかったこともあり全部自分でやってました。このあたりはコンサル会社によって対応の仕方が異なるようです。

今の会社では営業が契約を締結してくるので、私は営業担当から「何日の何時にどこへ行くのか」や「誰とどのように会話するのか」などを聞くことができれば準備OKです。

ある日、私のスマホにクライアントから電話がありました。

「炎上しているプロジェクトがあるから助けてほしい」とのことです。

他案件との調整もつくので断る理由はありません。

すぐに営業へ伝え、クライアント先と契約を結んでもらいました。

しかし、どれだけ待ってもプロジェクトに参画する日が連携されてきません。

期間などの情報は契約書に書いてあるはずなので「契約書を見せてください」と営業担当へ問い合わせしても返事なし。

我慢の限界になった私は営業担当へ「あのプロジェクトっていつからですか?」と厳しめに質問すると「明後日からです」と回答が。

さすがに急すぎて他の仕事との調整なんて出来ません。

その旨を営業担当へ伝えると「それじゃあ困りますよ」と言われる始末。

困るのはこっちなんですけどね。

愚痴っていても仕方ないのでクライアント先へ私が謝罪し、再度契約を結びなおすことに。

クライアント先の営業担当の方には「またですか…」と言われたので疑問に思い、詳しく話をきくと過去にも何度か同じ問題が発生しているとのこと。

再契約自体は無事に結ぶことができましたが、クライアントからの信頼は損なったまま。

この問題を自社へ持ち帰り、上層部の中で対策を考えることになりました。

この事象の原因は?

そもそもなぜこのようなことが起こったのでしょうか。

原因は3つあると私は考えます。

  • 原因1:仕事全体の流れが定まっていない
  • 原因2:報連相ができていない
  • 原因3:相手を思いやる気持ちの欠如

それぞれ詳しくみていきましょう。

原因1:仕事全体の流れが定まっていない

第一の原因はこれです。

特に今までにやったことがない仕事をする場合はそうだと思いますが、仕事をするときには事前に計画を立てることが必要です。

というか計画を立てなければ仕事は絶対にできません。

計画がなければ予定よりも遅れているのかもわかりませんし、今どこまで何が進んでいるのかもわかりません。

途中で問題が発生したとしても他の作業へどれだけ影響するのかも計画がなければ分からないでしょう。

もちろん、これらのことは計画があればすべて解決するわけではありませんが、計画が立てられていることが大前提です。

仕事における計画とは言ってしまえば「段取り」です。

段取りをうまく組むことができていない状態で成功したとしても、それは偶然でしかないのです。

前述した問題が発生した後、営業担当にはどういう「段取り」で進めようとしていたのかを確認しました。

決まったものはなく、思いつくままに言葉が出てくるばかり。

つまり何も考えないで仕事をしていたと切られてしまっても文句は言えません。

原因2:報連相ができていない

報連相は社会人になったら一番最初に叩き込まれるものだと思います。

しかし、残念なことに報連相ができていない社会人が多く存在するのも事実です。

今回の営業担当もそのパターンです。

自分から周りに対してコミュニケーションを取っていくという姿勢が欠けていました。

私がコミュニケーションを取ったときも反応が数日遅れるなんて普通のことでしたし、無視されることもしばしば。

私だけならまだしも彼の上司に対しても同じようなコミュニケーションの取り方をしていたらしいです。

なぜ採用したのか疑問に感じてしまいます。

原因3:相手を思いやる気持ちの欠如

私が一番の原因だと感じているのはこれです。

どのような仕事であれ必ず相手がいます。

その相手が気持ちよく仕事を行うことができるようにすることを私は何よりも大切にしています。

この考えは私が以前にお世話になった先輩方から受け継いだものであり、同じように後輩たちにも同じ考えをもってほしいと思って指導しています。

「相手が気持ちよく仕事を行うことができるようにする」と一言でいっても出来ることは無限にあります。

相手へ見せる資料を見やすいものにする、相手が望んでいる情報を言われなくても提示する、相手が今後困るであろうことを事前に伝えておく、のように例を挙げればキリがありません。

その姿勢が今回の彼からは感じることができませんでした。

もちろん、これは私個人の仕事に対する考え方なので彼に強制するわけではありません。

しかし、計画を立てるのも報連相を行うのも「仕事をうまく進めるための施策」に過ぎません。

上述した「相手を思いやる気持ち」も同じ目的を持つ施策なので、できれば彼に取り入れてほしいとこではあります。

おわりに

これから毎週木曜日に仕事をテーマにした記事を書いていきたいと思います。

ここで書く記事は私が仕事をする中で体験した愚痴や反省がメインです。

しかし、ただ愚痴や反省を書くだけではもったいないので、私なりに改善策を踏まえて記事を書いていきたいと思います。

ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。

次回もぜひよろしくお願いします。

今日はここまで。

 

 

 

 

 

 

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